向日葵のうた

「ってめぇ…紳士ぶってんじゃねーよ!」



部長さんは宏太君の胸ぐら掴んで言った。





「はぁ?紳士ぶってねーし!」





あたしは呆然と見つめていた。






何をしたらいいのか、分からない。





止めなきゃいけない…わかってる。







「ほらほら…兄弟喧嘩してんじゃねーよ」






そう言って颯爽と体育館に入ってきて、喧嘩を止めた。






兄弟?





なるほど…