向日葵のうた

あたしは学校でお母さんと別れた。



拓海が来るのを待ちながら、あたしはベランダに行った。




うわぁ…



風強いなぁ…




ここからの眺めいいかも…





「………」





「……り」






「…まわり?」






「向日葵ってば…」





「ん?」





ぼーっとしていたせいか、拓海の声が聞こえなかった。





「何回も呼んだだろー?向日葵」





「あっ…ごめん、気がつかなかったぁ。」





「まったく…」




「あははは…ごめんごめん」





下を向いていたため、拓海に悪いと思い顔をあげた。