向日葵のうた

「では入学式になりますので、会場に移動しましょう!」



今度は先生らしい口調で言った。




「向日葵、行こう」



「そうだね、苺」





式会場に向かった。
















式が終わった。




「疲れたねぇ〜」



「だよねぇ〜?」




教室に戻って先生が話をした。





「今日はこれで終わりとなります。気をつけてかえってください」




そう言うと先生は教室を出て職員室に向かった。





「じゃあまた明日ねぇ〜」




「また明日ねぇ〜バイバーイ」




あたしは苺と教室で別れた。




「向日葵、これからどうする?」



お母さんにそう聞かれた。



ちょうどその時だった…




私の携帯が鳴った。



メール…?



電話だぁ…




「もしもしぃ?」


「向日葵か?俺だよ。拓海だよ?」


「拓海かぁ…どうしたのぉ?」


「今日これからどうする?これから迎えに行くから部活見ていかない?」


「いーねぇ!!行く♪」


「じゃあ今から行くから…じゃあな」


「バイバーイ」


電話を切った。


「拓海くん何て?」




「部活見ていかないかぁって〜あたし拓海と帰るから先帰っててぇ〜」




「分かったよ」