向日葵のうた

やっと掲示板の文字が見えるくらいまで前に行けた。



岡向日葵…



岡向日葵…



あたしは自分の名前を探した。




あったっ。




『1ー3 岡 向日葵』



掲示板にそう書いてあった。



「三組かぁ〜」



あたしは人混みをかき分けて、掲示板のところに集まっている人混みから玄関に向かった。




下駄箱はクラスによって分かれていて、さらに丁寧に名前まで書いてあった。




靴を脱ぎ、真新しいサンダルに履き替えて教室に向かったのだ。




案内通り、歩いて行った。




途中には、職員室や図書館などの施設があった。





『1ー1』




一組の教室が見えた。




それから二組の教室を過ぎ、三組の教室に入った。