「うん」
にこっと悲しく微笑むあねきを見ると
後悔の波がどっと押し寄せてきた
別に私わあねきのこと恨んだりしてない
むしろこれでよかったとおもう
あねきは長女でプレッシャーをかけられて
生きてきたから、耐えられなくなったんだと思う
「なんか、わりい」
「ううんッそれが紀奈の本心だもんね」
「あねきッ!!」
苦しませてごめん
「私、ちゃんと継ぐから、グループ
できれば、隼人と結婚してさ?
夫婦でやれればいいなっておもってんだ」
照れくさいけど、本当にそう思ってるから
「ありがとう、紀奈」
「おうよッ★」
あねきはぽけっとから
ばんそうこうをとりだし
首につけてくれた
「目立たないようにしとこっか」
「さんきゅッ」
私はね、隼人といれればそれだけで十分なの
どんなにつらかろうが悲しかろうが
壁にぶつかろうが…
隼人といればきっと乗り越えられる
不思議だよね
なんで隼人を好きになったのかな
なんでこんなにこんなに好きなんだろう?
好きに理由がないって本当だね
気づいたらもう好きで
たまらなく愛しくて
吐息さえも、愛しくて
どうしようもなくて...
理由なんて後からいくらでもつければいい
ただ今は、
隼人が好き、この気持ちだけで十分
好き好き好きッ
たまらなくいい響きだ!
