美女で野獣



「隼人」「はい?」
あぁ、お説教か...

「んッ」一瞬目の前が紀奈でうまった
短い間だったけど紀奈の唇の感触でわかった

「今日の、お礼だ」
「…帰さない」「え」

ボクは紀奈の手首を掴み壁に押し付ける
「はやッ…!」

可愛すぎッ…

「はやっと!ほんと、待って」
あぁ、M姫も可愛い

ボクは調子にのってキスを続ける

「…ろ」「え?」
「やめろと言ってんだろーがッ!!!!」

両手でボクの首をぎゅっとしめる
「死にたいのか?私の言うことが聞けないのか?」
「くるじっ…」

「あ゛あッ?!」
ぱんっと平手打ちをくらう

その衝撃でボクはすっとぶ

「お客様!ホームでは
黄色い線の内側にはいって「うるせーッ!!!!」

「ばか隼人ッ!」
そう言い捨てられボクはちょこんと取り残される

「紀奈あッ…」
本当が嬉しいくせに素直
じゃないなあ

まあ、ボクもだけど

「…だいすき」

広すぎるホームにぽつんとボクの声が落ちた


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「紀奈ちゃんッ♪♪」
「なんだ、くそあねき」
私はわざとらしく大きくため息をついてみせる

「なんだじゃないわよッ
首にキスマークくっきりついてるわよ?」

キッキスマークッ?!

「何処ッ鏡ッ」「はい♪」

にっこりと微笑むあねきから
乱暴に鏡を受け取って見ると確かに
キスマークが…

「隼人くんだあ」
「黙れッ!」

恥ずかしすぎて死ぬッ

「待って、紀奈」「なんだよ」
振り返ると珍しくあねきは無表情だった

「隼人くんのこと、どうおもってるの?」
あねきは図々しく私のベットに腰掛ける

「結婚とか、考えているの?」
「け、こん」
口に出しただけで顔から火が出そうだった

「早く、後をついで欲しいの」
「そんなこと、あねきが言う資格、あんのか?
あんたに言われる筋合いはねえよ」