「ねぇ、自由に生きちゃいけないのかな」
いつも余裕な先生の苦心に満ちた顔
「私は、落ちこぼれ?」
「そんなことないです」
「自分の人生ですから…
どう歩くかは、自分しだいだと思います
落ちこぼれトカ、そんな人の人生はランク付けされるもんじゃないし…
それに紀奈はいやじゃないと思いますよ、継ぐの。
貴方が保険医になった時に、決心したと思います
そりゃ、ふざけんなー!トカ、心の中では思ったかもしれませんけど
ボクがフォローしますよ」
最後の方は告白みたいだ…///
「ありがとう」そう言って微笑んだ先生の笑顔はいつもの笑顔だった
「よし!!走ろうか」
「え?」
「よーいスタート★」
なにはともあれ
めでたしめでたし!
かな?
「はっやとー☆」
陽気な声が頭に響いた
「孝太郎!おまえ隣のクラスなのに何でいつもいる?!」
「どんまいだっちゃー♪」
「おはよう、隼人」
「おはよう!紀奈ッ♪」
にやけがとまらないッ!!
「何ニヤニヤしてるんだっちゃ!
気持ち悪いっちゃ」
「まぁまぁ、いいじゃん!」
幸せだから♥
「よし、終わった」
紀奈は分厚い書類の束を整える
「もうじきクラス替えかー」
ぼくらは、高校3年生になる
この1年、いろいろあったな
…なんだかしんみりしちゃた
「私は今日会議あるから、孝太郎と帰ってね」
なんか気まずいかも
授業開始のチャイムが鳴り響きボク等は席についた
