「ほらっ行きましょう!!」

ぱしっー



「ぁ。」



自然に、紀奈の手をとっていた。
「ごめ…。」
「ぃいよ。」

紀奈は、にかっとはにかんだ。


どくっ―


こんな綺麗な顔で、はにかまれたら///

ぎゅっ


紀奈の手を握った。

「行こう、隼人!!」
「ぅん!」


。:’* + ☆°・ ‥.゜★。°: ゜・ 。 *゜・:゜



「わぁっ…っ!!」
紀奈は、目をキラキラと輝かせ、魚を見ていた。



来る時はあんなに嫌がってたのに…
やっぱ、可愛いトコあるんだな。



「ねぇねぇっ隼人っ!!」


「ん?」

紀奈は、ボクの服を引っ張る。



「あの魚は、なんていうんだ?」
「あの魚ですか?イルカですよ。」

「イルカか…。」
紀奈は、じーっとイルカを見ていた。



ほんと、可愛いなぁ…。


こんな風に、紀奈がふつうの女の子だったら、よかったのに…。

「…。」

ん?どうしたんだ?紀奈、ぼーっとして。




「なぁ、隼人。」
「なんですか??」

「刺身派?炙る派?」



コイツ…まさか…




「やっぱりイルカは刺身かなっ☆」




あちゃーッ…



笑顔でそういうこといわなーいっ!

イルカさんっ!
逃げてっ!
紀奈に食べられちゃうからっ!!


もぅ。
前言撤回です。



この子を、ふつうの女の子にするなんて、無理ですっ!!




この子は、怪獣です。



残酷すぎる…