「あんた昨日“小晴は俺様のもんだ”

とか言ってたらしいわね」

「ああ」

言ってたけど

「私はあんたのもんじゃないし

そんな嘘言わないで」

嘘じゃない

「絶対小晴は俺のもんになる」

「もういい!」

小晴はそう言って屋上を出た