コハの話は、遠いようで近いうちにある未来のことを話していて。

まだ顔も知らない彼女と桜木が仲良く歩いている姿を想像しちゃうと、胸が苦しくなるような切ない思いがこみ上げてきて、切なくなってくる。


「でしょ?だから、早く告っちゃいなって!」

「う~ん……」


結局。

今時は結論を出す事は出来なくて、コハの言葉がぐるぐると回り、ただただ頭を悩ませ、授業中もずっと考え続けていた。