いつの間にかエレベーターは1階に着いていた。 「あら、紅梨ちゃん。手伝いに来てくれたの?」 『あ、そうです!』 「ホント!? 助かるわぁー。 じゃあ、ここにある物を上に運んでくれる?」 『はっ、はい!』 いけない!さっきのこと考えてたー。 引っ越しに集中しなきゃ!? −ウィーン また上へ。 あぁ、さっきのドキドキはなんだったんだろ…。