智也がベッドの横の椅子に腰掛ける。
二人の間に流れる、静かな時間。
「あたし、自分勝手だった。智也の気持ちを何ひとつ考えてなくて、自分のことばっかりだった。ごめんなさい」
深く反省。本当、あたしは自分勝手だった。
「智也がね、アメリカに行くことはすごく寂しい。だけどそれ以上にね、智也があたしにそのことを言ってくれなかったことが辛かったの。寂しかったの」
『美月....』
大好きな人だから。
大切な人だから。
嬉しいこと、悲しいこと、辛いこと、悩んでいること全部。
共有したかったんだ。
突然、突き放された感じがして、寂しかったんだよ。


