って、今はそんなことどうでもよくて!!
「とりあえず、職員室に行け。」
車の中でジンさんに言われたことを思い出して、さっそく職員室に向かう。
若干迷いながらも、無事、職員室に着いた。
「失礼します。あの、編入試験を受けに来た…」
「凪澤遥くんね?じゃぁ、試験を始めるわよ。」
仕事ができそうな女の人が紙の束を持って近づいてきた。
「ついて来て。」
「あ、はい。」
使われてないような教室に来て、試験を俺の前に置いた。
ジンさん…。
これのどこが『簡単な試験』なんすか!?
この量半端ない!!
国・数・英・社・理、合わせて100ページぐらいありますよ!?
「時間は2時間ね。では、始めて。」

