その声に反応して後ろを振り返ると、両手を広げてる遥くん。 「おいで?」 もう1回言う。 自分の中では『絶対に行かない』って思ってるのに、勝手に動く足。 遥くんの言葉は魔法か何かでしょうか…。 そしたら、遥くんは魔法使いだ。 遥くんの前まで来たら、ぎゅっと抱きしめてくれた。 「…ごめんね?」 「………。」 「もう嫌われちゃったけど…俺の話聞いてくれる?」 「………。」 嫌いになんかなってないもん。