「レンちゃんも開けてみてよ~。」
遥くんに促されて、あたしもプレゼントを開ける。
これ…。
「何であたしが今1番欲しいもの、分かったの!?」
「むふふ。何ででしょ~!!」
あ。
そうか。
「それでサクとデートしてきたんだ…。」
「当たり~!!」
これが欲しいってサクにしか言った覚えないし…。
ソウも知ってたんだね。
「これこそ高校生が買うような値段じゃないよ…。」
だって、これ、最高品質のイヤホン。
超高いから、買うの迷ってたんだもん…。
「イイの~!!気にしない!!」
「ありがとう。」
でもね…?

