「だって…勝手にするのはどうかと思ったから…。」 そういうとこもカワイイ。 でも今は…。 適当に髪を乾かしてから、口を開く。 「話さなきゃいけないことがあるんだけど…。」 「うん。」 「俺の家族のこと。」 「うん。」 途切れ途切れ話す俺。 レンちゃんは時々相槌を打ちながら、真剣に聞いてくれた。 話し終わった俺に、レンちゃんは一言『話してくれて、ありがとう。』と言ってくれた。