『・・・っ!!』 中島の顔は頬から耳まで真っ赤でまるでお父さんの実家から送られてくる真っ赤な甘いトマトのようだ。 一気にあたしは中島との間に距離が置かれてしまった気分になる。 中島はやさしいのにどこか突き放された気持ちで。 あたしは、その場から逃げた。 中島の横をすいっと通り抜けてそのまま教室に入った。 中島があたしを呼ぶ声なんかも聞こえないフリ。 やっぱりまだ小川さんのこと・・・。 不安と悲しみ。 あたしは耳をふさぐ。 ただ、自分の鼓動があたしの中で響いていた。