「じゃあ、直哉は知ってたんですか?」
「いや、わからないと思います。
小学校の時だし、直哉兄は
高校卒業して働き出したんで
それ以来会ってないし・・・
それに鉄成は本名じゃないんです。
本名は藤森啓です。」
「そうだったんですか・・・」
「直哉兄が亡くなったのは
聞いてました。
だから、直哉という人の詞だって
聞いたときにまさかとは思いました。
けど、作品を読んで確信したんです。
これは、直哉兄が書いた詞だって。」
「どうして、詞を読んだだけで?」
私がそう問いただすと
鉄成はにっこりと笑った。
「いや、わからないと思います。
小学校の時だし、直哉兄は
高校卒業して働き出したんで
それ以来会ってないし・・・
それに鉄成は本名じゃないんです。
本名は藤森啓です。」
「そうだったんですか・・・」
「直哉兄が亡くなったのは
聞いてました。
だから、直哉という人の詞だって
聞いたときにまさかとは思いました。
けど、作品を読んで確信したんです。
これは、直哉兄が書いた詞だって。」
「どうして、詞を読んだだけで?」
私がそう問いただすと
鉄成はにっこりと笑った。


