平凡な恋の話 No.1

えぇええええええええ

海我先輩の顔は真っ赤!?

なんで、なんで!!

気になってずっと先輩をみてたら

先輩もこっちの視線に気づいたのかな?

私のほうをみてきて目があった・・・


ドキッ・・・



・・・・あり?

今ドキって・・・?

そんなこと考えていたらすぐに佐藤先輩が

『ありゃぁ~2人とも見つめ合って

 お顔真っ赤にしてるぅ~』

私の顔も赤いの!?

なーんーでぇーー!!

海我先輩と目をそらす

『わ、私先にロングトーンしてくるっ!』

恥ずかしくって逃げる私

・・・・なんで逃げるの?

・・・・なんで恥ずかしいの?

何回も何回も思うけど

なんで海我先輩と目が合うとドキドキするの?

もう、わかんないよぉ・・・

はぁー・・・

外にでて、野球部や陸上部が練習している

グラウンドにむかって音をだす

外にいる吹奏楽は私だけみたい・・・

外で練習するのは大好きっ

理由は簡単

音が響いて、響きを楽しめるし

風が気持ちいいし、あとはぁあとはぁ・・・

まぁとにかく、部屋の中より外のがいいのっ!!

♪~

ん?

私のほかに誰か外に来たのかな?

しかも、トランペット

さっきの話は終わったのかな?

『さっきの話は終わったんですか?』

私はヒョコッと音がするほうをみて、声をかけてみた