姫は王子様だけのもの!




「とにかく、お前は渡さない。」



夏川大地が言う。


どうして……?



「あー…眠い。肩借りるぞ。」


「ち、ちょっと!」


夏川大地は私の肩に頭を乗せ、眠る。


「夏川大地…?」



夏川大地は返事がない。



「もし…私が夏川大地を選んだらどうする…?」


私は夏川大地に聞く。



だけど


夏川大地は返事しない。



揺れてる。


今までならパートナーは


即、高梨先輩なのに…


なんで


夏川大地なんかが
気になるんだろ?



夏川大地は気がついたら爆睡。



今までは嫌なやつ
だったのに…


今は…私…。








「…え?ここ!?」


バスが到着したのは
山中にある合宿所。


い、田舎?



どういうストーリー?


今回のドラマって…