姫は王子様だけのもの!




「里緒、次はここ!」


「や、やだー!!」



夏川大地は私を
おばけ屋敷へ。


こんな人を好きになんか

なるもんか!


やだよ。


でも
好きになりかけてるのは

事実だ。



やだやだ!


私は高梨先輩だけ!


無くなれ、こんな気持ち。



「ひぃっ…」


おばけ屋敷に入る事に。


夏川大地はどんどん前へ。


夏川大地に
抱きついたら負け。


でも怖いよ…。


そんな私を見て

夏川大地は笑う。


むかつくーっ。



……うっ……


本当怖い…。


どうしよ…。


だけど


いきなり壁から
おばけが出て来て


「きゃあああ!!」


私は夏川大地に抱きつく。


「ぷっ…」


夏川大地はそんな私を笑う。


「お前の負けだな。」


夏川大地はそう言う。


…はっ…


私は慌てて夏川大地から
離れる。