でも…


「やってみなきゃ
わかんないよ!」


私は夏川大地に言う。


すると


夏川大地は黙り込む。


夏川大地…?


「練習、続けよう?」


高梨先輩に言われると
私は頷く。


それから
夏川大地が
いつもみたいな

イヤミとか言う事は
なかった。


安心だけど

何でそうなったか
気になった。




「…帰るな。」


夏川大地は途中で
帰った。


6時過ぎだった。


「里緒ちゃん、一緒に
帰ろうか。」


「は、はい。」



夏川大地が帰ると
高梨先輩が言う。


「は、はい…」


高梨先輩と帰れるんだ!

嬉しいな…


だけど
何だかさっきの
夏川大地の様子が
気になってた。


「あいつ、気になる?」


高梨先輩は私に聞く。


「え?」


高梨先輩!?