姫は王子様だけのもの!



まだ一年なのに?


「真弓からメール来たか。さすがだろ、俺。だからもう日本帰れるわけ。」


「す、すごすぎるよ…」


パートナーにするにはレベルが…



「だから、明日からは俺がまたスパルタ訓練な。」


「は?」


「学校の先生に頼んだ。里緒の担当教師やらせてくれと。」


「な、夏川大地も生徒じゃ…」


「いや、即オッケーだった…」


え!?


何ですと?


「だから、よろしくな!明日からずーっと。」


な、何て

急で強引なの…


ずーっと私、
淋しかったの

知らないで…


「夏川大地のバカッ。」


私は夏川大地に言う。


私を振り回しまくって…


「バカ、ひどいよ。」


私は涙を流し言う。


長かった。


「悪い、我慢できなくなったんだ。」


……え……


「夏川大地…」


「やっぱ、お前の側が一番いいから戻ってきた。」


夏川大地は私を真っすぐ見つめ言う。