「夏川大地…」
時計を見ると
0時を回ってた。
『外、すっげー雪だよ。』
「向こうの天気がでしょ?」
雪なんて…
…え…
『カーテン、開けてみ?』
「カーテン?」
私は部屋のカーテンを開ける。
すると
…うそ…
夢…?
「…夏川大地…」
カーテンを開けると降り続ける雪と夏川大地がそこにはあった。
『誕生日祝い。』
……え……
私は慌てて家を出る。
「…夏川大地!」
私が呼ぶと夏川大地は振り向く。
やっぱり夢じゃない…
「風邪引いてんだろ?大丈夫か?」
夏川大地が私に聞く。
「落ち着いたから大丈夫。でも、何で…」
「いつ帰国しようかちょうど思ってたら先生から里緒が風邪引いたって聞いて急いで帰国した。」
夏川大地が言う。
「な、何やってんの。夏川大地、向こうで楽しそうだったじゃん…」
何で…


