姫は王子様だけのもの!





だけど





何か身体熱いかも…


17才の誕生日の前日。



私の体調に変化が。



大丈夫だよね…?


「後で風邪薬飲も…」


もうすぐドラマ控えてるし、レッスンは休んでらんない。




だけど


「あ、あれ?」


レッスンルームで台詞の練習をしようとしたとたん、私の身体はふらついた。


「…大丈夫?」


先生はびっくりして私の側へ駆け寄る。


「だ、大丈夫です…」


だけど


「すごい熱じゃない…」


先生は私の額に手をあて言う。


「…え…」


「里緒ちゃん、どんな時期でも無理はいけないわ。先生が車で家まで送るから。」


「でも…」


「休まないと今後の演技に影響するわ。」



「は、はい…」



結局、先生に車で家まで送ってもらう事に。



親、ちょうど今…

旅行中なのにな…