姫は王子様だけのもの!




もう
今日でバイバイか。



寂しいけど堪えろ、私。


私は夏川大地がお風呂に
入ってる間、先にベッドへ。


「夏川大地の匂いがする。」


安心する…


最初はあんなに嫌だったのに、今はもう…


本当に夏川大地は
大きな存在で……



「運命か…」



小さい頃から夏川大地は私を忘れてなくて…


再会して恋をして。


そういうのを運命って
言えるのかな。








――ガチャ


少しすると夏川大地が
部屋に入ってきた。


「あ、夏川大…」


私は言いかける。


すると
夏川大地はいきなり私に激しいキス。


ふ、ふぇ?



「悪い、里緒…俺、無理。」


む、無理!?


「ちょ、待っ…」


夏川大地は何度も私にキス。


まるで寂しさを
埋めるかのように。


いつもとは違う。


だから私もつい夢中に。