姫は王子様だけのもの!




「里緒ちゃんって
何駅から乗ってるの?」


高梨先輩が私に聞く。


「あ、K駅です。」


私は高梨先輩に言う。


すると


「近いじゃん。
明日もこの時間の乗る?」


高梨先輩は私に聞く。


「へ?あ、はい…」


私はそう答える。


すると


「じゃあ明日も車両同じ
にしてね?」


高梨先輩が言う。


「へ?」


「俺、話し相手いなくて
暇だからさ。」


高梨先輩が言う。


……え……


「あ、はい…」


今日は運が最高すぎる…


毎朝、
高梨先輩に会えるんだ…



でも…


「いいんですか?
毎朝、私と登校一緒で。」


私は聞く。


噂とかありそう…


「里緒ちゃんと
仲良くなりたい。
それはいけない事?」


高梨先輩が私に聞く。


……え……


「い、いえ!」


やっぱり
すごい大好きだぁ…