恥ずかしいよー!!


私はその場にしゃがみ込む。


「どうした?」


夏川大地もしゃがみ、私に聞く。


「お、おかしくない?水着…」


「へ?」


「恥ずかしいんだよ…」


私は夏川大地に言う。


「何で?すっげー可愛いけど?」


夏川大地が私に言う。


「へ?」


「すっげードキドキすんだろうが。」


夏川大地が言う。


「え?」


「すっげー可愛いよ。」


夏川大地はそう言うと立ち上がり、私の手を引く。


「夏川大地…」


「行くぞ。」


夏川大地は私の手を引き歩き出す。




だけど


海に入ったとたん、
どんどん深いとこまで入ってく。


「な、夏川大地?」


「ここら辺はあんま人がいないからな。」


夏川大地は大分先まで行くとそう言って立ち止まる。


「夏川大地…」