「…海?」
「そうだ。」
夏川大地が連れて来たのは海。
「さて、着替えて来るか。」
「へ?私、水着ない…」
「…ほら。」
夏川大地は私に紙袋を渡す。
「へ?」
「用意しといた。」
「は、はぁ…」
「ほら、早く着替えて来い。」
「う、うん…」
いきなりだなぁ…
だけど
「…び、ビキニ…」
夏川大地の趣味かな…
着てみたら
かなり恥ずかしい。
いつも恥ずかしいから私はワンピースしか着ないのに…
「ど、どうしよう…」
はわわわ…
すると
「おい、早くしろ!里緒。」
夏川大地の声がドアの向こうからする。
うっ……
私は顔を熱くさせながらそーっと出る。
すると
夏川大地が更衣室の入口のすぐ側で待ってた。
はわわ…


