「い、いいのよ。パパもいる事だし…上がって…」
ママ、顔真っ赤。
ママ、壊れそ…
「里緒、行こう。」
「あ、うん…」
夏川大地のキャラ変換も怖いけど…ある意味
「な、夏川大地君だって!いやぁ、俺はね…君のお母さんのファンでね…」
リビングに三人で行くとパパまでもが興奮。
「そうなんですか、母に伝えときます。きっと喜びますよ。」
夏川大地は笑って言う。
「大地君もお母さんに似て優しそうだね…」
パパが笑って言う。
両親からの印象がいい感じなのはいいけど…
二人とも騙されすぎ…
我が家にはまともな人がいないからな…
「あ、手土産も無しに来てすみません。いきなりびっくりしたでしょう。」
「いやいや、大歓迎だよ!」
パパも嬉しそう…
我が家は大丈夫だな。
でも
両親は私より夏川大地の味方につきそうな予感…


