姫は王子様だけのもの!




「お前と同じステージに立ちたいんだ…。」


夏川大地が言う。


……え……


「…夏川大地…」


「里緒と演技がしたいんだ。」


夏川大地が言う。


夏川大地…


でも


「…だめだよ、そしたら逆に私が辛い…」


私は夏川大地に言う。


「里緒…」


「私に合わせたらだめだよ、夏川大地は。」


私は夏川大地に言う。


「…里緒…」


「私、堪えるから。ハリウッド行って…」


夏川大地に私は言う。


「でも、お前は…」


「今までは私は周りに頼りすぎてたね。でも、私…それじゃだめだよね。夏川大地と同じステージに立つには、自分一人で頑張りたいの…」


私は夏川大地に言う。


「里緒…」


「合宿で分かった。自分の演技の事。夏川大地のおかげで私、頑張れるんだ。だから…その夏川大地はもっとすごい俳優にならなきゃ。」


そうだよ…夏川大地…