夏川大地?
「ま、待ってよ!」
私は夏川大地を追いかける。
どうしたんだろ…
夏川大地…。
「…ねぇ、どうしたの?」
夏川大地と私は映画館の近くの公園のベンチで座って話す。
「…里緒はいいのかよ?俺がハリウッド行くの。」
夏川大地が言う。
「寂しいけど…夏川大地が行きたいなら私は応援する。我慢できるよ…?」
私は夏川大地に言う。
だけど
「俺、行きたくねぇ。」
夏川大地が言う。
「な、何で?」
「…今まではさ、親を越したいとか周りを見返したいとかそんな夢だったんだ、俺。」
夏川大地が言う。
「だから、ハリウッドに行ったらそれは…」
叶う……
「…でも、今は夢変わった。」
夏川大地が言う。
「え?」
「今までのはバカげた夢だ。今の俺は違う…」
……え……


