「しばらく、ハリウッドで活躍するのもありってね。ハリウッドに行けば、親を越せるから大地には幸せな仕事なの…」
祐美さんが言う。
「夏川大地…」
何で何も…
「ただ側にいたいのよ、きっと里緒さんの。でも、そうしたら大地自身の夢…叶えられない。」
夏川大地の夢……
「ハリウッドに行く事が俳優としての大地の幸せだと思うわ。」
祐美さんはそう言うとトイレを出た。
…夏川大地…。
ハリウッドに行って欲しくない…。
でも
俳優で頑張ってる夏川大地も私は大好きで…
だから
夢を応援したい…。
複雑な気持ち。
パートナーとしては私は未熟。
でも
夏川大地はハリウッドに行ける才野を持つくらい…
私とパートナーでいいの?
私が側にいたら…
夢を邪魔しちゃう…?
不安で不安で……
夏川大地の側に
ただいたいのに…。
何か、切ないよ…。


