姫は王子様だけのもの!



「あ?」


夏川大地は私を睨む。


「やっぱ何でもないです。」


夏川大地と初デートだもん、言い合いはだめさ。



「そういえばさ、里緒…映画の後さ、付き合って欲しい場所あるんだけど…」


夏川大地が言う。


「へ?」


「いい?」


夏川大地に聞かれると私は頷く。


どこだろ……






「…ヒック…ック…」


映画館に行くと私達は恋愛映画を見る。


私はずっと泣きっぱなし。


切ない系だからだ。


そんな私の手をさりげなく優しく夏川大地はずっと包んでた。





「…里緒、泣き顔ブス。」


映画が終わると夏川大地は私の頭を軽く叩き言う。


「だって、だって〜」


「…うそ。本当は…すっげー可愛かった。」


夏川大地は私の頭を撫で言う。


――ドキッ


「夏川大地……」


はぁ…悲しい恋愛映画見た後だから…


更に愛しくなる。