時々、優しい夏川大地にキュンとなる。
「夏川大地…」
「里緒、いいよ。」
夏川大地はそう言うとまたさっきと同じキスを私にしてくれた。
このキスに夢中になるのは夏川大地が上手いからじゃないんだ…
それだけじゃない。
きっと
こんなにも愛しくて
すごく夏川大地が好きだから夢中になれる。
止められなくなるんだ。
夏川大地は私をここまで夢中にさせた……。
「…里緒、おやすみ。」
夏川大地はそう言うとギュッと私を抱きしめ眠った。
夢みたいな現実。
最初は夏川大地が
大嫌いだと思ってた。
でも
今はこんなにもすごく…
大好きなんだよ。
小さい頃の出会いは
きっとこうなる運命を示してたのかな。
また会えてよかった。
夏川大地を好きになれて
よかった。
きっとずっと
そう思えるよ。


