だけど


「キスしてくれたらいいよ?してやっても…」


夏川大地が言う。


「へ?」


「俺が好きならできるよな?里緒…」


夏川大地は私の髪に触れにやっと笑い言う。



……うっ……


意地悪っ…


キスせざるをえない状況…


だけど


「い、いいよ。目つむって?」



私が言うと夏川大地は瞳を閉じる。



――ドキドキ



私はかなりドキドキしながらも夏川大地にキスをする。



だけど


「ひぃー…」


キスを終えると恥ずかしくて顔がかなり熱くなる。


すると


「バーカ、足りねぇよ!」


夏川大地が言う。


…うっ…


「ご、ごめん…」


下手…だったかな…


私、自分からとか
初めてだし…


だけど


「悪い。里緒は頑張ったんだよな。」


夏川大地は私をギュッと抱きしめ言う。


……え……


――ドキッ