――トサッ


部屋に着くと夏川大地は私をベッドの上に降ろす。


だけど


「あ、あの…?大地くーん?」


夏川大地は私の上に乗る。


「な、何しようとしてる?」


私は夏川大地に聞く。


「あ、悪い…」


夏川大地は私から離れる。


「だから言ったんだよ?夏川大地我慢できなくなるでしょ?」


私は夏川大地に言う。


だけど


「でも、俺はやだ。里緒と寝ないと。」


「な、何で?」


「お前とこうするの好きだからだよ…バーカ。」


夏川大地が言う。


夏川大地…


「…え…」


「まぁ、頑張って我慢する。」


「…大丈夫かな…」


夏川大地…



「悔しいけど俺…お前以外好きになれそうにないんですけど。」


夏川大地が言う。


「…え…」


「だからすっげー触れたくなる。側にいたくなる。」



――ドキッ


夏川大地…