――翌日。
「……え……」
「だーかーら、合宿は終わっても俺とずっと一緒。」
夏川大地が私に言う。
翌日。
バスでみんなで帰る。
夏川大地と私は隣同士。
夏川大地は私にびっくり発言を。
「…ほ、本当に?」
「ああ。今日から里緒の家に泊まるから。」
「なっ…か、勝手に!?」
「勝手じゃねぇよ?里緒が寝た後、俺…里緒のママに許可とった。」
「へ?」
ま、ママに!?
「里緒の家電、登録してるしな。即オッケー貰ったよ?なんか、しばらく里緒パパと旅行らしいし…」
「り、旅行!?」
き、聞いてないよー?
「つまり、俺からは絶対逃げられないな、里緒。」
夏川大地は笑って言う。
……うっ……
「に、逃げたいよー。」
いきなり私はピンチ。
夏川大地のバカっ!
ドキドキじゃない〜。


