だけど

……ん?



夏川大地を見ると、大きな荷物を部屋に置いてる。


「まさか、最初からここに寝るつもりだった?」


私は夏川大地に聞く。


「悪いかよ?」


夏川大地が答える。


なっ……


「わ、悪いよ!!」


「何だと?」



何で〜



「お前は知らないけど、しばらく高梨と同じ部屋だったんだぞ?俺は。」


「だ、だから?」


何なの?


「あいつ、里緒の事好きとか色々言いやがって…むかつくんだよ。」


……え……


「そうなんだ…」


「今日は特別だろうが。今日から里緒を独占する日だし。」


「は、はい?」


「里緒、今日から俺のもんだから。俺がルールだ。」


「…え…」


何それ……


「ずっと側にいてやるよ。」


夏川大地はそう言うと笑った。


これから更に大変かも?