「夏川大地のバカ。」


「バカはお前だ。早く気付けよ。」


「そんな態度だから分かるわけないでしょ!?」


「分かれよ!」



私は夏川大地とまた
言い争う。


だけど


「久々かも。夏川大地と言い争うの。」


私は夏川大地に言う。


「そういえば…そうだな。」



それは夏川大地が

私から離れてたからだよね。


でも


今はもうずっと…



「…そういえば、お前…今まで高梨と夜中まで何してた?」


「へ?」


何?いきなりこの人は…


「夜中まで何してた?」


「え?演技指導して貰ってただけだよ?」


だけど


「でも二人きりだろ?」


……え……


夏川大地は嫌な表情…


もしかして


「妬いてる…とか?」


私が聞くと夏川大地は私を睨む。


「当たり前だろ、バカ女。」


夏川大地が言う。


……え……