「先言わないでよ。私が言いたかったのに…」


昨日からずっと
告白…不安だったのに…


「じゃあ、言ってよ?」


「やだ…」


「言わないと…襲う。」


は、はぁ?


「は、はい…」


「…言え。」


やっぱり上から目線だな、夏川大地。


だけど

私は


「悔しいけどずっと好き。世界一大嫌い…の反対。」


私が言うと夏川大地は笑う。


「な、何で笑うの?」


「やっと言わせられた。」


「なっ…」


「離さねぇからな、絶対。パートナーもお前以外考えてねぇからな。」


――ドキッ


夏川大地…



「本当、ひどいよ。私を振り回して……」


「悪かったな。でも、そのおかげで俺しか見られなくなっただろ?」


何で…

夏川大地には
敵わないんだろ。


私は完璧に夏川大地に
心を奪われた…。