設定は
最近、すれ違い気味だった望にやっと紗枝が気持ちを伝える所……
これって……
――翌日。
「お、お願いします。」
「今日で最後だよ!頑張れ、里緒ちゃん。」
「はい!」
監督さんに言われると私は答える。
頑張らなきゃ…
ずっと憧れてた。
高梨先輩を見て、
演技をしたくなって
全然未熟な状態で
芸能スクールに入った私
だめだめだった私。
そんな私をそれでも
夏川大地は演技指導。
パートナーにしてやるって言ってくれた。
だから
私………
「望、話がある。」
「何だ?」
演技は始まった。
「私、望がすごく好きだよ。だめだって分かってる。それでも…私の気持ちだけは覚えてて。」
私はそう言うと夏川大地から離れる。
今、紗枝の気持ちと私の気持ちは同じだった。


