「お前には分けるつもりはない。俺のヒロインオーディションだ。出てけ。」
高梨先輩が言う。
……うっ……
「じゃあ、まずは
こいつの演技見させてよ。そしたら出てく。」
夏川大地は私を指さし
高梨先輩に言う。
「…私?」
なぜ?
「里緒ちゃん、ごめん。
いきなり最初にしてもらえるか?」
高梨先輩が私に言う。
……げげっ……
な、何するんだろ…
私、演技
全く未経験…
来ちゃったものの…。
「まずは泣く演技だね!」
「な、泣く…?」
どうしよう…
私のバカ!
何で
演技の修業
しとかないかな…
悲しい事をイメージ
して……
うーん…
すると
「まさか、お前
演技未経験?」
夏川大地が私に聞く。
「…え…」
ば、ばれた?


