午後

健「竹村~!」

梓「あ、ゴメン!今行く!!」

あ~…なんか行きたくないなぁ~…

梓「遅くなってゴメン!!じゃ、行こう!」

健「うん!」


プールに向かう私と野坂。

梓「野坂ってさ…」

健「ん~?」

梓「誕生日いつなの~?」

健「7月2日。」

梓「へぇ~…。」

ん~!!話の話題が…ない…。

まだプールまで結構時間があるのにッッ!!!!

健「なぁ…。」

梓「な…何ッッ!?」

健「好きな人…いる?」

梓「え・・・。」

何!?急に!!!!

こーゆー時って…なんていえばいいのかなぁ…(*_*;

梓「…まぁ…いるっちゃいる。」

健「だ…誰!?」

梓「言わないよお~~!!!!」

何なの!?
普通、女子の好きな人なんか、聞かないでしょ!!!!

梓「何で…聞きたいの??」

健「気になるぢゃん!!」

梓「ふ…ふ~ん。」

気になるって…。

健「ぢゃ…何部??スポーツでしょ?」

梓「言わないよ!」

だって・・・水泳部って言ったら、

2年生男子1人しかいない野坂に決まっちゃうじゃん・・・。

健「野球部?サッカー部?テニス部?柔道部?バスケ部?バレー部?卓球?剣道?」

もぉ~…。言わないって…。

健「水泳部?」

ドキッッ!!





梓「な…なんで?」

健「何が?」

梓「なんでわかったの?」

健「え・・・?」

梓「なんで水泳部ってわかったの?」

健「いや、運動部の部活をはじっこから言ってったカラ…。」

梓「そ・・・そっか。」

健「ぢゃあ…水泳部なんだ?」

もうイイや…。

梓「…そう…。」

健「3年?」

梓「2年だよ。」

健「もしかして…俺?」

梓「……。」
続く