沉溺于恋爱



―――――――ピーンポーン


丁度いいタイミングでチャイムが鳴った。



「聡史!!出てくるから!!」


あたしは立ち上がった。


しかし…


「待って!!」


聡史が腕をつかんだ。


「行かなくて…いいじゃん。」


上目遣い。


勝てね~…


聡史の事、好きなのかな??あたし。


ちょっと嬉しいんですけど??


「座って??」


「・・・うん。」


素直になってしまった。


でも聡史なら、いっかぁ。