「しばらく行くつもりはなかったけど…今日もあの公園行こうか」



『もちろん一緒にな!』





笑顔でその場をあとにした俺たちは、もちろん周りの騒ぎなんて耳には入っていない。





ただ、これからなにか始まりそうな、そんな予感を胸に秘め、あの丘の上の公園まで肩を並べて歩いていった。








恋する乙女になった俺。






ミユの隣でそんなのもアリかな、なんて思ったりした―――……。








fin.