―――ガチャッ


―――バンッ




俺は、抑えていた感情を抑えられなくなっていた。



ドアを開けて、千里の手を引っ張った。

そしてそのまま千里を




ベットに押し倒した。





「浩一・・・?ど・・う・・した・・の?」

彼女は、少し怯えた表情で俺を見る。




彼女からは、

お酒の匂いと香水の匂いがした。





千里は・・・香水なんてつけない。

持っていないんだ・・・。



それにこの匂いは・・・

あの日に、
佐々木がつけていた匂い・・・。




「浩一・・・ねぇ・・・浩――」


俺は、千里にキスをした。

今までの気持ちを全てさらけ出すように・・・深いキスを・・・。



「・・・・ん・・ッ・・・!!」

必死にもがく彼女を、
俺は離さなかった。


離したくなかった。




もう・・・

離さない・・・・・。