俺自身に言い聞かせては必死によじのぼった壁



叩いてみたら壊すのは簡単だった







だとしたらのぼったのは無駄だった?






「そんなことない。あなたは努力を覚えたでしょう」


「それでも俺にとっては無駄だった」


「そう思うならもうやめればいいじゃない。どうしていまだ答えを探し続けるの?」