ありがとう



言われて

涙が生まれた

君の目線が

私に向けられる

嬉しい

すごく嬉しい

でも

涙と同時に

望みも膨らむ

駄目ね

許してもらえる

それだけで良かったのに



お願い

あなたの手に

触れたいの

優しい温度

伝わる気がするの


あなたに触れたいの

触れてほしいけど

そんなの贅沢でしょう

そんなの傲慢でしょう

だから触れたいの

聞かせて

あなたの音

まだいる証














ただそれだけ