「瀬川 郁衛はね…陸斗…あんたのおじぃちゃんょ……」



生まれてから今まで知らなかったおじいちゃんの存在にオレはかなり驚いた



父さんも母さんも天涯孤独って聞いてたからそぅゆぅ存在があったコトに…



「黙っててごめんね
私はホントに高校生の頃に両親亡くしてるから天涯孤独だったんだけどお父さんはねすごい名家の息子だったんだよね…」



母さんは苦笑いしながら続けて話してくれた


「お父さんの実家は能楽の名家でねお父さんそこの跡取りになる予定だったんだ」